昔の女性もコラーゲン・アミノ酸 フェイスパック!?

暦の上では「秋」となっていますが、まだまだ暑い日が続いています。

お肌の調子はいかがでしょうか?

江戸時代の ” 美容マニュアル ” ⁉

さて、文化十年(1813年)初秋に著された『 都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)』という本があります。 現代、一般にはさほど著名な書物ではないと思うのですが(ご存知の方は、かなりの美容マニアか歴史通ですね 笑)、これはいわば、江戸時代後期の “ 化粧・美容の体系本 ”。 すなわち、マニュアル・ハウツー本ともいうべきもの。

内容も、スキンケア・ヘアケア・メイクアップから身だしなみ全般にわたっていて、当時の女性からすれば、” 待望のビューティー・ブック ” だったのではないでしょうか。 昔も今も、美へのニーズは変わらないものだと感じます。 この緒言には、” 女性の美しさ ” が国のよき風土であると記されています。 どこの国でもそうであるように、日本でも、この国の風土によく映えた女性の美しさ、たたずまい、といったものがよく見られ、尊ばれてきたものなのでしょう。

この本は、いわゆる実践本ですので、さまざまなノウハウが登場してきます。

その中のひとつ、「豚のひづめを煮詰めて作ったものを(さまして)、夜、顔に塗ってしばらく置き、後で洗い流す」というワザが紹介されています。 これは、” しわをのばし少女のごとく・・・ ” という伝のところで見られるもの。

びっくりしますよね。 すなわちこれは、コラーゲンを溶かし出し、アミノ酸・ペプチドにも分解されたもの使った 「コラーゲン・アミノ酸 フェイスパック」そのもの。 しかも効能面をしわにあてています。

温故知新!

まあ、現代でしたら、植物性でもない豚由来の素材に ” ? ” と思われる方もいるのかもしれませんね。 もっとも、現代の素材でも、「プラセンタ」等は馬か豚由来のものが多いので、違和感のない方も多いかもしれません。

ともあれ、こういうものを見ると、昔から美容・お肌の悩みは変わらず、尽きず・・・それに向かう工夫もまた尽きず、と思ってしまいます。 私たち化粧品を送りだす側としても、温故知新、昔ながらの ” 知恵・知識 ” からも学ぶところ大、です。

先人の知恵・経験などからも学びながら、お客さまにとって、価値のある商品を創り出しつづけたいものです。

 

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